CORAL カスタム (X-Z・DX-7)

11th STEP

エンクロ−ジャー(箱)を DX−7のものに交換。カシュー塗料で塗装。

painting

 

私のX−Zの箱は、度重なる改造の際に、左スピーカーのスコーカーを納める鬼目ナット付近を一か所破損してしまい、応急処置だけをしていました。

そのため、いずれはエンクロージャーを交換したいと思い、どうせなら補強が多く入った後継機、DX−7の箱に換えよう、と思っていました。

オークションで安めの個体が得られたら実行しようと思い、中古のDX−7を手に入れたのですが、届いた個体は予想以上に箱が傷んでいました。

そこで思い切ってカシュー塗装をして、箱の強度もあげてしまおう、と考えました。ただ全部で20工程くらいになり、カシューの乾燥時間の都合から、

ほぼ一ヵ月かかってしまいました。あまりに予定が長びいたため、後半になるほど仕事が雑になってしまいましたが、今回はこれが限界でした。

≪もっと詳しい塗装工程はこちらへ≫

 

X−ZからDX−7への箱の改良点として、アッテネーターまわりの穴を最小限に減らし、補強も入ってバッフル面の強化を意識していることがわかります。

さらにパーティクルボードにプラスチックの装飾板(黒)が張っていあるだけの前面から、プラスチック面をすべてはがし、パーティクルボードにカシューが浸み込んで

硬化するように塗りこむことで、箱をより硬質化させました。ユニット本来の音を生かすとともに、高音の響きや伸びが良くなったように感じます。

DX−7ネットワーク

ユニットも全部DX−7のものに換えても良かったのですが、なぜかスコーカーだけはX−Zのもののほうがしっくりきたので、こちらを採用。

ネットワークは改造X−Zのものの移植ですが、スコーカーのアッティネーターだけはDX−7のもののほうが大型でよかったので、そちらに交換。

この際、内部配線も、ツィーターはBlackRhodiumDisco、スコーカーはVan den Hul VDH-T6 、ウーファーはAcrolink S1040Uで統一。

 

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